自宅でパスタを作ることもあるけれども、なんかうまくいかないという悩みを持っていませんか？うまくいかないのは、正しい茹で方で調理できていないからかもしれません。正しい茹で方で作ることで、料理のクオリティは大きく向上します。パスタの正しい茹で方についてここで解説しますので、自分のやり方は間違っていなかった確認してみてください。
パスタの茹で方の基礎を理解しよう
まずはパスタの基本的な茹で方について理解しておきましょう。意外と基本的なことをきちんとマスターできていないので、パスタがおいしくならないケースも少なくありません。
たっぷりのお湯でゆでること
パスタをゆでる際には、できるだけ大きめの鍋を用意します。そしてたっぷりお水を入れて沸騰させましょう。パスタ100g当たりで水1リットルは必要と考えてください。そしてパスタをゆでるときに塩を使うのは広く知られているでしょう。塩は沸騰したタイミングで加えてください。塩は水1リットル当たり5～10gが目安です。
塩を入れるのはパスタに下味をつけるためと思っていませんか？確かに正しいのですが、もう一つ別の目的があります。それはコシを与えるためです。塩を入れることで同じ茹で方でもパスタが伸びにくくなります。
放射状に入れること
パスタをお湯の中に入れる場合には、パスタを広げて放射状に広がる感じで入れましょう。束状にまとめて入れてしまうと、パスタ同士がくっついてしまうからです。茹でているときにも、パスタ同士がくっつくことのないようにお箸などでかき混ぜましょう。かき混ぜないと鍋底にパスタがくっついてなかなか取れなくなることもあります。
茹でる際の温度
茹でる際には、沸騰していることが大事です。弱火でゆでてしまうとパスタに粘り気が出てしまうからです。いわゆる少し硬めのアルデンテになりにくくなります。ただし強火にして、吹きこぼれてしまわないように火の加減を調整してください。吹きこぼれてしまうとパスタの表面が溶けてしまうからです。するとパスタがべたつくようないやな食感になってしまいます。
こまめに茹で加減のチェックをする
茹で始めたら、あとはパスタの袋に書かれている時間茹でればいいと思っていませんか？これは間違いです。場合によってはパッケージに表示されている時間でゆでるとゆですぎてしまう恐れがあるからです。ですから少し前からパスタを1本取り出して、茹で加減を確認しましょう。大体中心部に針くらいの太さの芯があれば、アルデンテでちょうどいい加減といえます。
間違った茹で方に注意
パスタをゆでるときに結構間違ったことをしている人もいるようです。まず差し水をしている人はやめましょう。おそばやうどんの時にはコシが強くなるのでおすすめですが、パスタは厳禁です。パスタはオリーブオイルが加えられています。差し水をして表面を引き締めるとオイルが出ていかなくなり、油臭くなってしまいます。
またふたをして茹でる人も時折見かけます。これも間違ったやり方です。茹で時間を短くしたいのかもしれませんが、これをやると小麦粉の臭いが出ていかなくなります。粉臭いパスタに仕上がってしまいます。
パスタの節約レシピを紹介
パスタの茹で方の基本は、たっぷりの水でしっかり沸騰させることです。しかし昨今の光熱費の高騰で、できるだけ水やガスを多く使いたくないという人もいるでしょう。そこで節約してかつおいしくパスタを仕上げる方法について紹介します。
蒸しパスタで水を節約
蒸しパスタで作れば、水道代をかなり節約できます。パスタを2つ折りにしてフライパンに入れて水を入れてふたをして茹でます。この時商品のパッケージに記載されている茹で時間で十分です。茹で時間が来たらソースを絡めて完成です。もしお湯が少なくなっているようであれば、茹でているときに追加してください。
余熱でパスタをゆでる
ガス代を節約しつつおいしいパスタを作るのであれば、余熱を駆使して茹でる方法がおすすめです。フライパンに水を入れて沸騰させます。次にフライパンの中に入るようにパスタを2つ折りにして入れます。加熱して沸騰するまで待ちましょう。沸騰したところで火を止めて、フライパンにふたをしてください。ここで余熱を使ってパスタをゆでていきます。目安はパッケージに書かれている茹で時間プラス2分くらいそのままにしておきましょう。茹で加減を確認して、ちょうどいい硬さになるまで待ちましょう。
まとめ
パスタがおいしくなるかどうかは、パスタの茹で方がうまくいくかどうかにかかっているといっても過言ではありません。ここで紹介した茹で方をベースにして、自宅でもおいしいパスタに舌鼓を打ちましょう。
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